追悼
馬名 べべ { タレイラン
アンバーシャネル
馬主 今井 寿恵     
平成25年10月29日昇天 享年27才

-「どんな子にも使命がある」事を教えてくれた馬-
 双子の為、小さく弱く生まれたベベちゃんに、生きる道はなく・・・しかし、馬主さんの深い愛によって救われ、平成6年、8歳で入厩しました。

 ところが小さな黒鹿毛ベベちゃんは、オーシァンに入るや、メキメキと頭角を現し、長く牧場の統率係(女ボス)として君臨し続けました。現在は一頭づつ引いていますが、当時の習慣であった自力での帰厩の際は、そうそうたる大先輩、牡馬をも従えて、得意げに先頭を歩む小さなべべちゃんの姿は、人々の笑いを誘い、馬主さんも「べべ、良かったわね~」と大そう喜んでいたものでした。ニンジンタイムの時も「私が一番~!」、牧場内に何か変化があれば大騒ぎ!もしかしたら彼女は大変頭の良い子だったのかもしれません。

 19年間、スタッフも終生心配し続けた削癖も治る事はなく、しかしその弊害もなく、ニンジンを一口食べてはカポッ!と、忙しいお食事風景は終生続きました。
 20歳を過ぎた頃から、ベベちゃんも少々お年を感じたのか、これまでの大先輩を見習い、自ら放牧地の一番奥に陣取り、牧場を見渡しながらのご隠居生活に入りました。
 そして、その日の朝、いつも通りに放牧に出た彼女は静かに倒れ、スタッフの見守る中、眠る様に旅立って行きました。

 ベベちゃん・・・・・・それは終生女学生の様に、明るく生きた女の子。天国でお母さんに会った時もきっと、「私、お腹全然痛くならなかったわよ~!」と、自慢げに報告した姿が目に浮かびます。オーシァンで賑やかに楽しく遊びお仕事をしたべべちゃん、お疲れさま。どうぞ天国でも、楽しくお過ごしください。                        合掌

①夕方4時集合!ごはんの時間です。
②ぐるぐる回って一列に並びます。
③そして、いつも先頭に立つのは小さなベベちゃん!
④「さあ、私のあとをついていらっしゃい!」と得意満面。
故ベベ
故ベベ